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yasirushiyoko01.gifミネラルの大事な働き new_bottn_anime27.gif
yasirushiyoko01.gifミネラルは栄養と情報の運搬役 new_bottn_anime27.gif

yasirushiyoko01.gif栄養機能食品としてのミネラル new_bottn_anime27.gif
yasirushiyoko01.gifミネラルはどんな働きをしているのか new_bottn_anime27.gif


ミネラルの大事な働き

 ミネラルというと誰でも第一に思い出すのは、骨や歯を作るカルシウムでしょう。歯や骨はカルシウムだけでなく、リンやマグネシウムなどで構成されています。
 私たちは骨粗しょう症などを予防するのにカルシウムを摂ることが大事だということは良く知っています。しかし、カルシウムの錠剤を補うだけでは、骨や歯の形成には不十分なのです。
 そのためにはリンやマグネシウム、さらに微量ミネラルがバランスよく摂取されることが必要です。
 カルシウムの次に有名なのは、女性に多い貧血の原因となっている鉄です。実は鉄は赤血球に含まれるヘモグロビンの材料なのです。ヘモグロビンは全身の細胞に酸素を運ぶ大切な働きをしています。血液が赤いのも、この鉄の働きで着色されているのです。
 またミネラルは、体の細胞の中にある酵素の働きを助けるという重要な働きをしています。ひとつひとつの細胞は、その細胞が属する器官の目的を達成するために、エネルギーを産み出し、各器官の機能を正しく行うためのあらゆる活動を行っています。
 その活動の化学反応、つまり代謝を行うのが酵素です。
 たとえば、食物は胃で消化酵素によって消化されて、腸に送られます。さらに腸内の消化酵素が、栄養として吸収しやすいように分解します。
 人体の細胞のすべてに無数にある酵素を助ける触媒の働きをしているのが、ビタミンとミネラルであることは、第一章で述べました。
 ビタミンはとても重要な栄養ですが、ミネラルなしではいくらたくさん体内に入っていても何の働きもできないのです。
 たとえばビタミンAがその役割を果たすためには、カルシウム、マグネシウム、リン、セレニウム、亜鉛の助けが必要です。同様にビタミンBにはコバルト、銅、マンガン、カリウム。ビタミンCにはカルシウム、コバルト、銅、鉄、ナトリウム。ビタミンEにはカルシウム、セレニウム、ナトリウム、亜鉛、リンが必要となります。
 女性用の化粧品やサプリメントによく含まれているビタミンEは、血流をよくしたり、お肌をきれいにする栄養としてよく知られています。しかし、いくらビタミンEを摂取しても、微量ミネラルであるセレニウムや亜鉛が不足していたのでは、本来の働きができないのです。
 さらにミネラルは細胞の浸透圧作用を調整する働きをしています。その代表がカリウムとナトリウムです。細胞は細胞膜を通して、細胞の外部から栄養分を取り入れ、さらに細胞内部の不要物を排泄しています。この働きを可能にするのが細胞の浸透圧作用ですが、ミネラルの作用がなければ、細胞は生きてゆくことができないのです。
 


栄養機能食品としてのミネラル

 実は厚生労働省が栄養機能食品の規格基準に新たにマグネシウム、亜鉛、銅を追加したのは、ごく最近の2004年になってからでした。
 厚生労働省が栄養機能食品の条件として認めるためにはふたつの条件が必要となります。
 ?その栄養素に薬理的な機能があり、疾病の治療に用いられること。
 ?その栄養素を補給することで、健康障害を起こす人が減って医療費の削減につながること。
 このふたつの条件を満たすには、長年にわたる医療データと統計が必要になるわけですが、これだけ重要なミネラルが認知されたのが、つい最近であるというのは、驚くべきことです。
 私たち医療の現場にいる者は、より声を大きくして、さらにさまざまなミネラルの不足が国民の健康をそこなっているということを伝えなければなりません。
 生化学の発達で個々のミネラルがどういう働きをするかは、こうして少しずつ解明されてきたのですが、微量元素ミネラルについては、まだまだその具体的な働きが解明されていません。
 あまりにも微量なので、計測が不可能だったことから、省みられてこなかったのです。
 しかし、人体の細胞はこうしたミクロの単位の栄養分を利用して、日々その活動を行っているのです。
 ミネラルの新しい機能の発見は、これからの医学の発展にとって、最も重要な分野になってゆくことでしょう。
 微量ミネラルの機能が解明されてゆけば、さまざまな生活習慣病を未病の段階から予測できるようになってゆくからです。
 


ミネラルは栄養と情報の運搬役

 人体の中には血管やリンパ管が縦横に張り巡らされています。人体に取り入れられた栄養や、ばい菌などの外敵が侵入した情報、さらに人体各部を調整するホルモンなどが、血管やリンパ管を通じて、体のすみずみまで運ばれていきます。またミネラルには、神経の情報伝達を助け、筋肉を動かす働きもあります。
 これらの栄養素や情報が体内を移動するためには、イオン化されたミネラルと結合して電気信号を持つ必要があります。このことを生化学の世界では電解質と呼んでいます。
 ミネラルがイオン化するということは、プラスやマイナスの電荷を帯びて、細胞の中を出入りできるようになる状態になるということです。
 また電解質というのは、細胞の中の水溶液が電気を伝える性質を持つということをいいます。
 細胞の内側はマイナスの電荷を帯び、外側はプラスの電荷を帯びています。細胞に情報が伝えられると、その一部が開き、外側に集まっているプラスの電荷を帯びたミネラルが細胞内に流れ込みます。
 細胞内がプラスの電荷を帯びたミネラルで満杯になると、今度は細胞のまわりの電荷がマイナスになります。電荷の逆転を繰り返しながら、細胞は次々に情報を伝達してゆきます。
 電気信号を利用して情報を次々に伝達していくという人体のメカニズムは、どんなにコンピュータが発達しても追いつかないほど精妙なものですが、やはり、故障が起きてしまいます。故障が起きる最大の原因が食物から摂取するミネラルの不足から来ているのです。
 

 

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